お金助けて掲示板

お金を援助してほしいんだよね、とシュウちゃんが言ってきた。
彼とは気楽なエロチャット仲間と言う位置づけだったが、お金が入ってくるとは穏やかではない。なお、彼は男性である。いわゆるオカマバーの男の子だ。
「店が閉店しちゃって、次の仕事が決まらないのよ」
このご時世、多くの水商売が閉店を余儀なくされていると聞く。シュウちゃんとこも例外ではなかった。確かにオカマは潰しがきかないよな、と思う。
ちなみに僕はゲイではない。オカマバーは好きだし、シュウちゃんも面白いやつだ。その辺に男女の境目はない。なお、セックスは普通に女性とやっている。カノジョはいないが、お金助けて掲示板あたりを巡って割り切った刹那な付き合い方をしている。
シュウちゃんとはただのエロチャット仲間だ。心根が女性なので、シュウちゃんと話していると本当の女の子のようで心が揺らぐこともあるのだが、そのたびに僕よりガタイのいいリアルシュウちゃんを思い浮かべて心を落ち着けている。
シュウちゃんは「心に決めた人がいる」と言うことで、特定の彼氏は作っていない。彼氏がいれば援助も期待できるかもしれないが、独り身のオカマは気の毒だ。僕が利用しているお金助けて掲示板を紹介しようかと思ったが、文面と性格のかわいさからシュウちゃんにアプローチした男性が、実際に彼に会ってショック死でもしたら大変なのでやめておいた。
お金ください掲示板
でもまあ考えてみれば、僕がお金助けて掲示板に使っているお金をシュウちゃんに援助してあげれば済む話だ。でも、それを告げると
「そんな悪いわ。また働けるようになったらお客さんとして来てほしいもの」
確かにお金が絡むと、この楽しいエロチャットの関係も途端にビジネスっぽくなってしまう気がする。どうしたら、気兼ねなくシュウちゃんに援助ができるのだろう?いっそのこと、これを機会に「心に決めた人」に告白してカノジョになったら?と助言した。フラれても僕が慰めてあげられるし、と言うと、シュウちゃんは
「それもそうね・・・いつまでもこう言う関係も心もとないし」
と、一息ついてから告げてきた。
「ずっと好きでした。私と付き合ってください」
俺かよ!!
お金恵んでくれる人
お金欲しい掲示板